Boston より 実近涼夏

2018
02.15

ボストンにあるJoslin diabetes center のPatti labで自己開発コース期間を過ごしました、実近です。

Joslin diabetes center はHarvard大学の付属研究機関のひとつで、アメリカ・ボストンのロングウッドメディカルエリアに位置しています。多くの病院や研究施設が集まっている地域です。

今回お世話になったPatti labでは10数人のPhDやMDの方が研究を行っています。

その中で私は母体低栄養によってエピゲノム変化を起こしたマウスの治療をテーマにされているポスドクの方の研究に参加させていただきました。研究テーマは「ブロモドメインタンパク質阻害剤によるエネルギー代謝への影響」です。

基本的に平日はラボへ行き研究するほかラボミーティングやセミナーへの参加、また私はマウスを扱っていたのでマウスチェックをしていました。

研究以外にも併設するクリニックの診療を見学させてもらったり、学校看護師が参加するインスリンポンプのセミナーに行かせてもらったりと、アメリカでの医療に触れる機会も得られました。

 

ボストンで過ごす間様々な集まりに顔を出すことができました。

Joslin内のポスドクギャザリングや季節のイベントに始まり、ロングウッド朝の会と称した近隣で働く研究者の茶話会、そして医療に関わらずボストンで研究に携わる日本人が集まるボストン日本人研究者交流会などです。学生の私としては多種多様な話が聞けて刺激になるといったところでしたが、研究者の方々の間ではより効率的な実験手法を教えあったり注目している分子に詳しい人に意見を求めたりと活発な情報交換がなされていました。初対面とは思えないほど熱い議論に見入りひとりぼんやりしていると、ネットワーキングの重要さについて度々説かれたものです。

そのような場に参加するなかで、万能であるよりもスペシャリストであることに重きを置き補い合って仕事を進めるといったアメリカらしさをうかがい知ることができたように思います。自己開発期間を利用して学部生の内に海外の研究機関の様子を知ることができたことは大変貴重な機会となりました。

 

最後に今回の留学に際してお世話になりました谷澤先生及び第三内科の皆様方、SMAC関係者の皆様、そして受け入れ先のPatti先生やそのラボの皆様、留学に関してサポートしてくださった全ての方々に大変感謝しています。ありがとうございました。

 

 

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【ホスピタルエリアや大学周辺の様子 がんセンターや子供病院に加え大学も。施設が集まっています】

 

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【Patti labメンバー】

 

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【ボストン市内の様子 ボストンコモン/ボストンハーバー ボストンの街並みはとても綺麗です】

 

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【fenweyparkでredsoxの試合観戦や現地で知り合った友達とご飯へ行っていました】

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