Michiganより 西山 慧子

2016
12.09

こんにちは。
ミシガン大学の猪原研究室に留学しています西山です。

7月後半から始まった留学生活も残り約3週間ほどとなりました。
私の所属している猪原labは猪原先生とポスドクの先生の2人で少人数の研究室です。
そのため他のlabとの共同研究が多いです。

研究生活ですが、平日は朝8時半くらいから18時半~22時ぐらいです。
留学前半はだいたい平均的に6時半には帰れるので、夏は21時過ぎまで明るいミシガンではその後も楽しめます。
後半11月を過ぎてくると一つの実験が準備、実施、観察、保存まで入れて10時間かかるため、遅い日は22時前後になるときもあります。

DepartmentはPathologyですが、Biology,Immunologyよりかなと思います。
しかし少人数な研究室であること/先生の興味が幅広いことより、Bioinfomatics分野も行われています。

私が主に関わらせて頂いたのは、細菌の鉄獲得機序の解明、腸内炎症におけるプロトゾアや細菌の関係性解明などです。
具体的には細菌の遺伝子組み換えを行い特定遺伝子欠如細菌を作成したり、プロトゾアと細菌、細胞の同時培養、CREマウスなどを用いた実験用マウスの管理(Genotypeの確定)、Illuminaシーケンス結果からシーケンスされた細菌群の推定処理など幅広くご教示頂いています。

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上記は電気穿孔法で特定の耐性を持つPCRカセットを導入することで、相同組み換えを行った例です。
得られた多数のコロニーをサンプリング、耐性を獲得したコロニー=遺伝子組み換え産物として抽出することで特定遺伝子をノックアウトした細菌を作り、どの遺伝子が鉄獲得性に関連しているのかを調べました。

少人数な研究室なので、実験装置や細菌など他の研究室に借りに行くことがあります。
3フロア、装置を借りる為に知らない研究室をゲルと共に走り回ったこともありましたw
ただ先生は本当に面倒見がよく、質問すれば倍返しでたくさんご教示くださいます。

毎週火曜日にPathologyの共同研究室のセミナ、水曜日にBiology,Immunologyのセミナがあります。
基本的にPathologyの共同研究室のセミナーは出席必須ですが、他のセミナーはDepartment単位での大きなセミナーのため時間と内容が合えば出席としています。
夕方からのセミナーなどは、チーズや果物、ピザなどを食べながら学生でもしっかりと質問できる環境で行われます。
研究だけでなくキャンプ、ハロウィンパーティ、クリスマスパーティなど様々なイベントもしっかり行います!

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英語ですが、本研究室では基本日本語のため、英語も週一回のサークルと、カンバセーションパートナーを見つけて雑談しています。
あとHomeStayしているため、買い物に一緒にいったりパーティーしたり旅行行ったりとアメリカらしい生活も体験できて、本当に公私ともに充実しています!!
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ホストファミリーたちとごはん

ミシガン大学のあるアナーバは、ほのぼのとしていて治安もよく、秋も本当にきれいです。
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校舎
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法学部の図書館
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Football

研究室、ホームステイ先などで様々な国、年代、パックグラウンドの方と話あい、笑いあい、時にイライラしながらも過せて、視野もかなり広がりました。
学生のうちにこのような研究経験、海外経験を設けてくださった先生方、本プログラムに感謝するとともに、この経験を生かせるように精進したいと思います。
まずは、実験を終わらせるよう精進します。。

ミシガン大学からお届けしますー苅田 雅子

2016
12.09

Hello, everyone!

University of Michigan Medical School(アメリカ)に留学中の医学科3年苅田 雅子です。

薬理学Osawa Labに所属しており、Hsp70(Heat shock Protein)というタンパク質を用いて、このタンパク質を調節する物質を見つけるためHigh Throughput Screeningという実験を行っています。

実験は始めは慣れないことばかりで、さらに英語での会話に戸惑うこともたくさんありましたが、ラボの皆さんに助けられ、手伝ってもらいながら、今では随分慣れ、毎回の実験に対して探究心を持って臨んでいます。

一足早いクリスマスin Lab

一足早いクリスマスin Lab

初投稿がこんな時期になってしまいましたが、アメリカでの生活について紹介していきたいと思います。

早速ですが、最近の一週間↓

Mon-Friday (夕方まで):大体9時から16時までラボで実験。

Friday(夜):Party

Saturday(昼):お出掛け(旅行に行ったりショッピングしたり…)

Saturday(夜):Party

Sunday(昼):お出掛け(旅行に行ったりショッピングしたり…)

Sunday(夜):月曜日の朝に備えて寝る

…ざっとこんな感じでアメリカでは週末は金曜日の夕方から始まります。

ラボも早く終われちゃいます。(Because it’s Friday! らしいです。素晴らしいですね。)

私の住んでいるミシガン州のアナーバー(Ann Arbor)はアメリカ一治安が悪いといわれているデトロイトの隣町ですが、宇部ぐらい(この例えが正しいかは分かりませんが)平和な街です。アナーバーはミシガン大学を中心として作られた大学の街で、建物も人も自然もどれも本当に素敵です。

街中に宇部にもありそうな彫刻

宇部にもありそうな彫刻 in Ann Arbor

 

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ミシガン大学の学生さんはみんな熱心に筋トレをしておられます(素敵!)

ご存じない方もいらっしゃると思うので、参考までに…

ミシガン大学はTHE世界大学ランキングTOP100【2016-2017】によると21位(ちなみに日本一と言われる東京大学は39位)!

これを知ったとき、なんて素敵な大学で私は研究させてもらえているんだと深く感銘を受けました。ミシガン大学の学生は本当にみんな優しくて、賢くて、優しくて(2回目)、、、とにかく最高です。

アメリカ生活の1/100も伝えきれてないですが、全部は書ききれないのでこの辺で終わろうと思います。

(↓ちょっとだけ旅行の写真)

 

生Yankees!@Yankee Stadium

生Yankees!@Yankee Stadium

グランドキャニオンの朝日

グランドキャニオンの朝日

まだ日本に帰りたくないくらい研究もプライベートも充実した毎日を送っています。

今回、学生の間にこのような貴重な経験をさせてもらえたことに感謝し、ただ経験したというだけではなく、これからの人生に活かし、また自分の体験したことを様々な人に発信していけたらと思います。

Have a nice day!

ロンドンより 徳永文音

2016
11.24

こんにちは。
私は現在、イギリスのロンドンにあるUniversity College London, Institute of Ophthalmologyに留学しています。
今日は、こちらの研究室や生活を通して感じたことを中心に紹介しようと思います。
まず、私の研究室についてです。私が属している研究室の教授は日本人の方ですが、ラボのメンバーはイギリス人、アメリカで研究経験のある中国人、モンゴル生まれのフランス育ち、アメリカで教師経験があるサウジアラビアの方など、国籍が本当に様々です。しかし、どの人も英語を流暢に話すことができます。初めのうちは、そのような中で研究を始めることに抵抗がありました。実験器具の場所、扱い方などをすべて英語で説明され、研究を進めるにあたり分からないことがあっても英語でしか尋ねることができず苦しみました。しかし、ラボのメンバーの方々は各々の実験に忙しい中でも私が困っている時には手を差し伸べ、私のつたない英語も補いながら理解しようとしてくださり優しいです。また、英語や技術面だけでなく、自国の文化のことを教えてくれたり日本のことにも興味を持ってくださり、それらを共有できるのがとても楽しいです。
smac blog用1 【研究室が入っている建物の正面玄関】

 

次に、イギリスでの暮らしについて紹介させていただきます。私はイギリス人の女性のお宅に一緒に暮らしています。個人のお部屋はそれぞれにあり、キッチン・バス・トイレを共同で使用しています。イギリスではこのようなシェアハウスが主流で、最初は共同生活がどのような感じになるのか不安でしたが、仲良く過ごしています。ロンドンでの交通手段と言えば車かバスか地下鉄ですが、地下鉄が一番早く道路の混雑具合にも左右されないので便利です。通勤ラッシュに重なった朝晩のピークの時間帯は、改札を通るのにも一苦労、ホームに着いても電車に乗るまでに4、5本を目の前で逃し、乗れてもぎゅうぎゅうの車内、とかなり疲れます。そして、地下鉄代にしても、食費にしても、日用雑貨にしても、今は以前と比べるとレートが良いですが、それでも物価が高いです。特に食事に関しては、これにこの料金…と感じることも正直多々あります。一つ一つが丁寧に仕上げられ、商品を温めたりおしぼりをつけたりしてくれる日本のコンビニのサービスの良さを改めて実感しました。しかし、これらを含めた様々な出来事が新しい世界観をもたらしてくれるし、ここに来たからこそ学べることがたくさんあり毎日のすべてが勉強になります。
smac blog用 2 【家の前の通り】

 

smac blog用 3 【研究室近くのラーメン屋さん】
ショーウィンドウにたくさんの日本酒が飾ってあります。街のあちこちに日本食のお店があり、日本のお料理が浸透してきている印象を受けます。他にも、インドカレーや中華、ブラジル、モロッコ料理など多国籍料理のお店がたくさんあります。現地の人に調理してもらったお料理を頂くのは、本場の味を経験できとても新鮮です。
smac blog用 4 【イギリス伝統のパブ】
このようなパブが、街のいたるところにあります。
平日のお昼や寒い夜でも屋外で、時間を問わず楽しそうにお酒を交わしている光景をよく見かけます。
この留学の機会をもらえたことに感謝し、残りの生活も充実したものになるようやるべきことを見つけ、多くのことを吸収して帰国したいと思っています。
お読みいただきありがとうございました。

Michiganよりー吉村 都

2016
11.24

こんにちは!私はミシガン州のアナーバーという町にあるミシガン大学のOsawaラボにお世話になっています。

毎日9時半から5時半くらいまで、シャペロンとして知られているHsp90の機能、役割を明らかにするための研究を主に行っています。こちらに来た当初は、英語もラボのことも全然分からなかったのですが、ラボの方はみんなとても親切で、いろんなことを教えてもらいながらだんだんと慣れることができました。失敗ばかりで落ち込むときもありましたが、がんばるしかない!と思いながら乗り越えてきました。Osawaラボでは、現在、論文を書いていて、その論文に載せるための実験に関わらせてもらっており、論文の制作過程も間近で見ることができ、とても貴重で有意義な時間が過ごせているなと毎日実感しています。

写真 2016-08-02 14 15 56

アナーバーという町は、ミシガン大学を中心に町が動いているといった印象です。とにかく大学の規模が大きくてびっくりしました。自然がいっぱいで田舎育ちの私にはとても住みやすいところです。ただ、寒すぎるのが玉にきずですが(;;)これからどんどん寒くなっていくらしいので暖かい日が長く続くよう祈っています。今はちょうど紅葉がきれいな時期で実験の帰りに散歩したりして紅葉を楽しんでいます。町の人たちはみんな大学のフットボールが大好きで、フットボールの試合がある日は黄色い生地に青で模様がかかれたミシガンTシャツを着た人がダウンタウンにいっぱいいます。(ミシガンカラーが黄色と青なのです)私もフットボールの試合を見に行ったのですがスタジアムが黄色と青に埋め尽くされていました。雰囲気を味わえてとても楽しかったです!

紅葉2

 

紅葉の様子

football

フットボール

 

最近の思い出はハロウィンです!西山さんのホストファミリーのお家でパンプキンカービングをさせてもらったり、大学のオーケストラのハロウィンコンサートを見に行ったり、仮装してパーティに参加したり、お家にやってきた子供たちにお菓子をあげたりと、本場のハロウィンを満喫しました(^^)コンサートでは演奏者の方達がみんな仮装をして演奏をし、途中でコントなども行われて面白かったです。毎年恒例のハロウィン行事だそうです。今年は今話題の大統領選のコントでした。こちらにきて本当にアメリカは大統領選への関心が高いなと感じます。家の前にどちらを応援するか看板が立ててあったり、候補者のグッズがいろんなところで売られていたり、大統領選について人々がよく話していたりと、日本ではあまり見られない光景ですよね。もう少し政治に関心を持たなきゃと思わされます。

みんなで仮装しました!

パンプキン

ジャコランタン!私はトトロを作りました(^^)

また、私は英会話の練習に週に2回ほど通っています。そこにはいろいろな国の人が参加しているのでアメリカの文化以外のことも知ることができます。すべてのことは伝えきれないし、聞き取れないかもしれないけれど、それでも人と何かを話したり、文化を共有するというのは楽しいものだと気づきました。そして私が感じたのは、日本人は本当に自己主張やアピールが苦手だということです。英語が苦手というのもあるとは思いますが、日本人の方(私も含め)は、自分から話始めるということはあまりなく、話をふられたり、誰も話さなくなってからでないと自分の話をしません。日本人の”遠慮”の文化を感じました。でも、それでは英語も上達しないし、ここはアメリカだ!と思い、なるべく思ったことは言おうと心がけていますが、なかなか難しいです(^^;

 

残り2週間のアメリカ生活となりました。最後まで楽しみたいと思います!

Michiganより 吉留江吏子

2016
11.21

こんにちは!

現在ミシガン大学に留学しています、吉留です。今年の冬は、去年と同じく暖冬になるようで、現地に住んでいる方々からは、まだ寒くならなくて変だという声をよく聞きます。私からするとずいぶん寒いのですが・・・

 

さて、私の生活の様子を紹介します。

ラボでは、

ファイル 2016-11-17 14 41 49

 

このようなスペースを用意していただいて過ごしています。背中合わせにラボの方が座っていらっしゃるので、お話することも多いです。

はじめてラボに来たときには、どこになにがあるのか、複数の実験をどういう順番で進めていけば良いのか全く分からず、ついていてくださる方を5分に一回は呼び止めて聞いているような状態でした。そんな中で、ラボの方々は、同じことを何回聞いたか分からないぐらい聞いても、いやな顔一つせず、毎回丁寧に教えてくださる優しい方ばかりで、本当に心強いです。

日本とは手順や実験のステップにかける時間が違ったり、使った器具をどう扱うかが違ったりと、違う点も多く戸惑うこともありますが、ラボの方と英語で話す良い機会にもなると思いながら、一つ一つ進めるように心がけています。

また、帰国後にプレゼンをする機会があると話すと、わざわざラボミーティングのスケジュールを調節して時間をつくってくださったり、美味しいお店やおすすめの場所を教えてくださったり、研究以外のことでもたくさん助けていただきました。

ここで、今の生活についても少しご紹介します。

私は、大学のキャンパスからバスで15分ほどのところに住んでいて、家の目の前にバスが来るのでとても便利です。

このバスは通称ブルーバスと呼ばれていて、だれでもタダで乗ることができます。夏休み中は少ないですが、9月になり新学期が始まるとキャンパス内をかなりの数のバスが走るようになります。ノースキャンパス、セントラルキャンパス、サウスキャンパスをつなぐようにたくさんのルートがあり、色々と試してみるのも楽しいかもしれません。

それから、せっかくミシガンにきているのだから、と観光名所の一つであるクリスマスマーケットに連れて行っていただきました。

ほぼ一年中クリスマスの装飾を買うことができますが、クリスマス当日は休業日だそうです。今年の装飾テーマは、スノーマンで、ライトアップされるととてもきれいでした。クリスマス近くになると、パレードも開催されるなど、アメリカのホリデーシーズンはとても華やかです。

 

写真 2016-11-05 10 45 56-2

クリスマスマーケットの近くにはフランケンムースというドイツ村もあり、機会がある方はぜひ訪れてみてください。

もう少しで日本に帰ることが信じられないほど、時間が飛ぶように過ぎていきます。自分の研究内容をより充実させていけるよう、残りの時間を大切に過ごしたいと思います。

 

New Jerseyより -土肥 聖未

2016
01.05

こんにちは、平田君と同じく、Rutgers New Jersey Medical Schoolに留学をさせていただいている土肥です。アメリカの冬は寒いと散々脅されてきたのに、今年は暖冬なので比較的暖かい日が続いていました。むしろ日本の冬の方が寒いのではないのかと感じています。

 

さて、(埼玉を世紀末にしたような)ニューアークについては平田君の方から十分な紹介がありもはや説明は不要だと思うので私は研究やラボの雰囲気なんかを中心に紹介したいと思います。

 

私はRutgers大学の佐渡島ラボというところにお世話になっています。ここでは主に心筋細胞を用いて心臓疾患についての基礎研究を行っています。実験内容にもよりますが平日の9時から5.6時まで研究していて週末はお休みです。私が行っている研究は心臓疾患に関係する蛋白質の活性が脂肪刺激によって変化するかというもので細胞を用いて研究しています。

 

このラボの特徴といえば、心臓疾患のこの分野では世界トップレベルラボ、ということもあげられますが、他の派遣先大学と大きく異なるところは「日本人の先生方が多い」ということだと思います。アメリカまで来たのに日本人がいっぱいいたら英語話す機会ないじゃん…と思う人もいるかもしれませんが、これは逆に「海外で働く研究医の先生方の生の話を聞けるチャンス」だなと私個人としては思いました!先生方の休憩時間と私の休憩時間が被ると先生方と色んな話をすることができて楽しかったです。臨床一本で医師をしていたけれど思うところあり来られた先生や、何十年もアメリカで研究をつづけておられる先生などなど様々なバックグラウンドをもたれた先生方ばかりで、こんなに色んな先生方から話を聞けるのはかなりレアな体験だなと思いました。余談ですがお昼ご飯は病院のカフェテリアかBurger Kingで購入することが多かったです。さらに、日本人の先生だといいことがもう一つ。それは実験のことを深く知ることができる、ということです。こんなことをいうと少し甘えているのかもしれませんがやはり英語よりも母国語である日本語の方が実験のことを深く理解することができます。ちょっとした疑問点もすぐに質問することができて実験に対する理解は深まったのではないかなと感じています。

 

ここまでの内容だと、いつ英語を使うのかな…?と思う人もいると思いますが、ラボにはインド、中国、韓国から来た学生やアメリカ人の研究者ももちろんいるので、その人たちと話すときや、全体でのミーティング、lectureなどでは英語を使っています。私はよくマスターコースの学生と研究をすることがあるのでその時に英語を使っています。試薬の種類や量などを聞き取るのが慣れないうちは難しくて、憂鬱になることもたまにはありましたが、慣れれば実験はわりと決まった単語を用いるので最後の方ではそんなに気負うことなく実験を行うことができました。

 

 

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やらせ感半端ない真剣さ

他の派遣大学に行っている人たちに比べると英語をラボ内で使う頻度は少ないかもしれませんが、英語以外のことも沢山学べる日々だなと感じました。

よく使っていた培養室

よく使っていた培養室

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Rutgers正面より
ここの一番上の階で研究していました。

 

 

New Jersey より – 平田 剛士

2015
12.08

こんにちは

Rutgers New Jersey Medical School に留学させて頂いている平田です。

 

早いものでもう12月となり、どんどん冷え込んできてコートやマフラーが欠かせない季節となりました。

留学生活は様々な苦労はあったものの、大きな問題もなく順調に過ごすことができています。

 

僕が通っているラトガース大学(Rutgers New Jersey Medical School)は、ニュージャージー州のニューアークという町にあります。

大学の研究室がある建物

大学の研究室がある建物

ニューアークという町は、全米でも屈指の治安の悪い町として有名で、実際に来て見ると、確かに町は汚く、中心部でも寂れています。町を歩いている人は黒人が多く、黒人の町といえるでしょう。

ニューアークの市街地

ニューアークの市街地

しかし、治安の悪い町といっても気をつけていれば大丈夫(なはず)であり、たまにとてもフレンドリーな人がお金ちょうだいと声をかけてきたり、お薬を飲んでとてもテンションの高い人が騒いでいる程度で、健全な町と言えるでしょう。ちなみに僕はニューアークからバスで20分くらいのカーニーという小さな町に住んでいます。とても綺麗で静かで良い町です。

自宅付近の風景(11月)

自宅付近の風景(11月)

ここまでの説明だと、あまり印象の良くないニューアークですが、良いところもあります。それは大都会ニューヨークに近いことです。そもそもニュージャージー州東部はニューヨークのベッドタウン的な位置付けにあり、ニューアークからNYCまではpath trainという電車で20〜30分程度で行くことができます。この点からニューアークはアメリカの埼玉と言えることができるでしょう。埼玉をちょっと世紀末にした感じです。

NJ側から見たNYCの夜景

NJ側から見たNYCの夜景

ニューヨークは対照的にとても華やかで活気があります。日系スーパーなどもあり(値段が高いですが)、生活に必要なものはほとんど揃います。ニューヨークについては辻本くんがその自慢のカメラで撮った素晴らしい写真をたくさんアップしているのでもはや説明不要でしょう。

華やかなNYC

華やかなニューヨーク

平日は9時半から夕方5時〜6時くらいまで実験をしていますが、土日は基本休みなので、気軽にニューヨークに行くことができます。

大都市の利点は様々な人と出会うことができるということだと個人的に思います。ニューヨークにはアメリカ人はもちろんですが、日本人もたくさん住んでおり、また留学生なども世界中から集まっています。留学する目的は人それぞれで、英語の勉強をしたい、医学の勉強をしたいなど様々あると思いますが、ニューヨークのような大都市にはたくさんのコミュニティが存在するので、自分の目的にあった暮らし方ができると思います。

例えば、英語はあまり得意ではないけど外国人と英語を喋りたいと思えば、日本人と日本に興味のあるアメリカ人との交流会などに参加することで簡単に交流することができます。

アジア人男性との交流

アジア人男性との交流

僕はこのような素晴らしい経験を通して、華氏を摂氏に換算する計算方法、バスに乗るときにバスの運転手にアピールをすること、ホームレスに話しかけられたときの対処方法など、日本ではほとんど役に立たないようなスキルを身につけることができました。

というのは冗談ですが、もちろん英語や医学についても多くのことを学ぶことができました。しかし、この二つに関してはこの先、留学が終わってからも継続的に学習を続けていくことが重要だと感じています。

 

町の紹介だけで結構な量になってきたので、この辺までにしておきます。ラボの説明などは同じ研究室に留学している土肥さんがしてくれるでしょう。

留学期間も残り少ないですが、医学研究や生活を通して一つでも多くのことを学べたらと思っています。

 

僕からは以上です。

life of Ann Arbor – 仁熊 七海

2015
12.08

みなさん、お久しぶりです!SMACブログを投稿しようしようと思ったまま、こんなに月日が経ってしまいました。私は、MichiganのAnn Arborというところに来ています。ミシガンの冬はsuper super superrrr cooold!!と聞いていたので相当覚悟していたのですが、今年は例年に比べてかなり暖かいらしく、12月に入ってもまだ雪は積もっていません。私は寒いのが嫌いなので、このまま平和に帰りたいなと思っているところです。

それでは、少し私の留学生活を紹介したいと思います。

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左の写真は、私の家の前の風景です。家の周りは自然がいっぱいで、とてものどかなところです。夜でもすごく安全で、夏頃は、日が沈み涼しくなってくると、よくジョギングをしている人を見かけました。ジョギングで思い出しましたが、こっちでは私の家の周り以外でも、あちらこちらでジョギングをしている人をたくさん見ます。夏では、上半身はだかで走っている人も普通にいて、日本だと絶対捕まるのにやっぱりアメリカは違うなあ、とよく思っていました。

右の写真は私がいつも大学に行くまでに利用しているバスです。このバスは、誰でも無料で乗れるバスなので、とっても便利です。家の目の前にバス停があり、大学の前にもバス停があるので、毎日15分ほどバスに揺られながら、通っています。また、バスを使ってよくダウンタウンまで行ったりもします。

つぎに、ラボについて紹介します。

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私はUniversity of MichiganのOsawa labというところに行っています。

毎日、大体9時から18時ごろまで研究しています。初めは分からないことだらけで不安もありましたが、labの方々が丁寧に何度も教えてくださり、だんだんと慣れていきました。こっちに来て研究を毎日していく中で、研究が楽しいと思えるようになりました。11月下旬には、labの方たちが帰国後にプレゼンがあるというのを聞いて、わざわざプレゼンの機会を作ってくださり、とてもいい経験をすることができました。

左側の写真は、ラボでの私と今川さんのデスク風景です。今川さんのデスクの場所がほかになかったので、ロフトちっくな場所になっています(笑)右側の写真は、今川さんが頑張って実験をしている風景です(笑)

ラボの前には、とっても有名で人気なレストランがあるので少し紹介します。

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Angelo’sというレストランで、Osawa labの方々に初めて連れてきてもらったレストランがここでした。ここでは、サンドイッチ、オムレツ、エッグベネディクト、フレンチトーストなどなどアメリカらしい食べ物がいろいろ食べられます。中でも、私の一押しは、やっぱりハンバーガーです!

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写真のように、ここのハンバーガーはバンズが普通のバンズではなく、自家製のトーストで中に挟んでいるお肉とチーズも最高です☆ちなみに手前に見えているのが細長ーいきゅうりです。(笑)これも結構おいしいです!

休日の過ごし方やアメリカならではの行事などは、ほかの三人のブログを読んで楽しんでください(笑)

あと残り少ないAnn Arbor生活ですが充実した生活を送りたいと思います。

 

 

 

ミシガンより – 橋本 千明

2015
12.08

こんにちは。

アナーバーのUniversity of Michiganで研究させていただいてる橋本です。

あっという間に12月になり寒くなりましたが、今年は暖冬だそうで、私の研究室のボスはいまだ半袖半ズボンで過ごしています。

私のラボはそんな元気いっぱいのボスと、たくさんのぬいぐるみを手作りしている素敵な先生、もう一人の学生での計4人の小さなラボです。

私はそこで毎日研究に取り組んでいます。

平日は毎日9時すぎから18~20時まで行っています。最初は慣れるまで大変で先生の足を引っ張ってばかりの日々でしたが、それでも先生は何度も指導してくださり、またいろんな実験をさせてくれました。

時には夜遅くまで残って実験することもありましたが、その分いい結果が出たときは達成感があり嬉しいです。

あと残り一週間ですが、データを出すためにも帰国前日までまだまだ実験する予定です。

 

実験のことばかり話していますが、アメリカでの生活ももちろん楽しんでいます!

私はホームステイをしていますが、だいたい月1くらいでホストマザーがパーティを開いてくれます。

特にHalloweenでのカービングやThanksgivingのディナーなどは日本にはあまり馴染みのないものなので、体験することができ嬉しかったです。

 

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左が私ので、右はホストマザー作。  ちなみにあと2回カービングをしました。笑

 

今はホストマザーと猫と3人で暮らしています。

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名前はビーストと言います。これはご飯を全部食べ終えたけどまだ足りないからおねだりしている顔です。

 

また、ミシガン大学はスポーツも盛んで、よく色んな試合をやっています。

ミシガンは特にアメフトが強く、アナーバーには大きなスタジアムがあります。

シーズンになると毎週試合があり、アナーバーで行われる時には町中がお祭り騒ぎになります。

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こんな感じ。

 

スタジアムに入った瞬間、広さと観客の多さに驚きました。競技場は11万人収容できるらしく、毎回10万人以上が試合を見に来るそうです。

観客はミシガンTシャツやパーカー等を来ている人が大多数です。紺色と黄色は大体そうです。

ゲームの合間合間にもマーチングバンドが出てきたりチアガールが踊ったりなど催しものがあり、最初から最後まで試合を楽しむことができました!

他にもアイスホッケーやバレーなどのスポーツ観戦にも行きました。今週末はNBAというバスケの試合も見に行く予定です。

 

アメリカでの生活もあとちょっとなので、心残りのないように最後まで楽しみたいと思います!

Ann Arborより – 今川 天美

2015
12.08

こんにちは。今川です。

私はミシガン大学の薬理学教室、Osawa labにお世話になっています。

まずはラボでのことから。

私の席はラボの室内を見渡せるところにあります。どういう意味かというと

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特等席です。でも、落下注意です。

実験は私なりに頑張っています。ラボメンバーが誕生日のときにみんなでランチに行ったりして、とても良い雰囲気のラボだと思います!

11月24日には、今までの実験データをプレゼンさせてもらいました。そのための準備がなんとも大変だったのですが、日本人の森嶋先生にはとてもお世話になりました、、、。

ちか先輩とかよこ先輩から応援のメッセージももらって、とてもうれしかったです。

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↑発表風景

一応、プレゼンは無事(?)終わったのですが、帰る前日まで実験をする予定です。

私たちの住んでいるNORTHWOODはとても治安が良く、動物もたくさんいます。

私が見たのは、鹿、リス、がちょう、アライグマ、スカンク、うさぎです。鹿とリスは、NORTHWOODを一周すれば必ず会えるってくらいいます(・ω・)

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ラボやdowntownまで行くのにはいつもMagic Busを利用しています。

キャンパス内を走っているバスです(^^)/

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海外でバスを利用したことのなかった私が最初に思ったのは

「え、どうやってバスとめるの?」です。日本では停車ボタンがついてるけど、こっちはコードみたいなの引っ張るからびっくりしました。

バスを降りるときに、多くの人が「Thank you.」って言って降りていくのが素敵だな、と思ってます(*´ω`)

9月になって授業が始まると、いろんなスポーツのシーズンが始まりました!

ミシガン大学はアメフトとアイスホッケーが強いみたいです。私はバレーが好きなので、よくバレーの試合を観に行きました!選手が近い~!日本とはスポーツに対する熱の入れ方がちがうなあと感じました。

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橋本さんのホームマザーのおかげで、アメリカらしいことをいろいろ経験することもできました。

例えば、ハロウィンのカービング(天美作)

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サンクスギビングのターキー

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など。私たちにも優しくしてくださるホームマザーには本当に感謝しています!

あと、教会での礼拝に参加したり、アップルキャラメルディップ食べたり、フェアリードアを見かけたり、日本とは違う文化をはだで感じることが出来ました。

あとちょうど1週間、もう残り短いですが実験頑張ります!