第8回SMAC支援海外交流セミナー[2013/12/4]
アカデミックドクター育成プログラム第8回SMAC支援海外交流セミナーが12月4日(水)18:00から霜仁会館3階多目的室で開催されました。今回はラトガースニュージャージー州立医科大学の佐渡島純一教授が、「酸化ストレスの心臓病における役割」という題で講演されました。
佐渡島教授は、心肥大、オートファジイ および酸化ストレスのシグナル伝達メカニズム、心筋の老化と耐ストレスに関連するSirt 1の研究で、米国のみならず世界をリードする優れた研究実績を挙げています。酸化ストレスは、心臓病の発症や進行に重要な役割を果たしていることはよく知られていますが、どのような分子メカニズムで心筋細胞に影響を及ぼすのかを具体的に示している研究は多くありません。本セミナーでは、酸化ストレスが代謝の要であるAMPKを制御する例をもとに、酸化ストレスの心臓病における役割について論じていただき、また、米国における最先端の研究の状況や生活面でのエピソード等もご紹介いただきました。