Archive for 1月, 2017

Wisconsinより 齋藤匠


2017
01.04

アメリカ、ウィスコンシン大学マディソン校の鈴木研究室に留学している齋藤匠です。

私のこちらでの研究テーマは、ヒトiPS細胞由来骨格筋モデルを用いた筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因解明です。具体的に、ALS患者をドナーとするiPS細胞を培養、そして骨格筋前駆細胞・骨格筋細胞へと分化させ、このALS骨格筋モデルを用いてALSの原因解明を目的とする研究を行ってきました。

研究室

 

研究スケジュールは比較的自由で、平日の9時から5時が基本ですが、個人の主体性にある程度任されているので、遅くから始めて夜まで残る人もいたり、早く帰る代わりに週末に研究しに行くこともあります。現在の研究室のメンバーは10人前後で、アメリカ人の大学院生・学部生が多く、 マレーシアとタイからの留学生もいます。

ラボミーティング

研究以外には、月曜日にラボのミーティングもしくはジャーナルクラブ(論文抄読会)があり、火曜日に幹細胞のランチセミナー、月一回の日本人研究者によるライフサイエンスの会、その他不定期開催のセミナーなど、平均して週に2回ほどセミナーに参加して最新の研究知識・技術を勉強します。

細胞培養で使う安全キャビネット

 

 

次にマディソンでの生活についてですが、ウィスコンシン・マディソンはアメリカ中西部に位置し、比較的田舎なので人が優しく感じます。また学生が多く、バスによる公共交通機関が発達しているので、留学生にとって過ごしやすい環境だと思います。

マディソン(8月)

気候は、夏は湖に囲まれており涼しいですが、冬はとても寒いです。今年は12月に最低気温が–20度を下回ったこともあり、あまり外に出られない時期もあります。

研究室のある獣医学部(12月)

研究室のある獣医学部(12月)

最後に、こちらでの研究生活も残り数日となりましたが、帰国まで実りのある留学生活になるよう頑張ります。

ありがとうございました。

ボストン-重永 真梨子


2017
01.04

わたしは、ボストン、ロングウッドにあるジョスリン糖尿病センターのPatti labで糖尿病の研究をしています。
ラボのメンバーは10人ほどで気さくな方ばかりです。リアル脱出ゲームへ行ったりもしました。
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研究内容は、「胎児期と出生後初期の低栄養とエピジェネティクス」というもので、主にラボ内の3人で行っています。この研究で使う個体数は非常に多く、常に数千匹マウスを扱っています。初めはマウスを掴むのさえ一苦労でした。今でもよく噛まれそうになりますが、かなり慣れたと思います。
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研究の他には、ラボ内でのミーティング、数個のラボでのデータクラブ、また、週二回ジョスリン全体でのセミナーがあります。糖尿病一つでも様々な視点からの研究があって、毎回飽きません。ジョスリン糖尿病センターはクリニックも併設してあるの
で、診療見学にも行かせていただきました。海外の診察風景を見るのはめったにできないことなのでとても貴重な経験でした。
また、ハロウィンやクリスマスのデコレーションコンテスト、ポットラックパーティー等、行事も盛りだくさんです。
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ボストンは治安が良く、とても綺麗な町です。

ホームステイ先には、オーストラリア人、インド人、フランス人がいて、とても賑やかです!いつもキッチンでお話ししています。

また、地元のコミュニティバンドにも参加してした。
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乱文失礼いたしました。