Michiganより 西山 慧子

2016
12.09

こんにちは。
ミシガン大学の猪原研究室に留学しています西山です。

7月後半から始まった留学生活も残り約3週間ほどとなりました。
私の所属している猪原labは猪原先生とポスドクの先生の2人で少人数の研究室です。
そのため他のlabとの共同研究が多いです。

研究生活ですが、平日は朝8時半くらいから18時半~22時ぐらいです。
留学前半はだいたい平均的に6時半には帰れるので、夏は21時過ぎまで明るいミシガンではその後も楽しめます。
後半11月を過ぎてくると一つの実験が準備、実施、観察、保存まで入れて10時間かかるため、遅い日は22時前後になるときもあります。

DepartmentはPathologyですが、Biology,Immunologyよりかなと思います。
しかし少人数な研究室であること/先生の興味が幅広いことより、Bioinfomatics分野も行われています。

私が主に関わらせて頂いたのは、細菌の鉄獲得機序の解明、腸内炎症におけるプロトゾアや細菌の関係性解明などです。
具体的には細菌の遺伝子組み換えを行い特定遺伝子欠如細菌を作成したり、プロトゾアと細菌、細胞の同時培養、CREマウスなどを用いた実験用マウスの管理(Genotypeの確定)、Illuminaシーケンス結果からシーケンスされた細菌群の推定処理など幅広くご教示頂いています。

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上記は電気穿孔法で特定の耐性を持つPCRカセットを導入することで、相同組み換えを行った例です。
得られた多数のコロニーをサンプリング、耐性を獲得したコロニー=遺伝子組み換え産物として抽出することで特定遺伝子をノックアウトした細菌を作り、どの遺伝子が鉄獲得性に関連しているのかを調べました。

少人数な研究室なので、実験装置や細菌など他の研究室に借りに行くことがあります。
3フロア、装置を借りる為に知らない研究室をゲルと共に走り回ったこともありましたw
ただ先生は本当に面倒見がよく、質問すれば倍返しでたくさんご教示くださいます。

毎週火曜日にPathologyの共同研究室のセミナ、水曜日にBiology,Immunologyのセミナがあります。
基本的にPathologyの共同研究室のセミナーは出席必須ですが、他のセミナーはDepartment単位での大きなセミナーのため時間と内容が合えば出席としています。
夕方からのセミナーなどは、チーズや果物、ピザなどを食べながら学生でもしっかりと質問できる環境で行われます。
研究だけでなくキャンプ、ハロウィンパーティ、クリスマスパーティなど様々なイベントもしっかり行います!

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英語ですが、本研究室では基本日本語のため、英語も週一回のサークルと、カンバセーションパートナーを見つけて雑談しています。
あとHomeStayしているため、買い物に一緒にいったりパーティーしたり旅行行ったりとアメリカらしい生活も体験できて、本当に公私ともに充実しています!!
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ホストファミリーたちとごはん

ミシガン大学のあるアナーバは、ほのぼのとしていて治安もよく、秋も本当にきれいです。
school
校舎
lib
法学部の図書館
foot
Football

研究室、ホームステイ先などで様々な国、年代、パックグラウンドの方と話あい、笑いあい、時にイライラしながらも過せて、視野もかなり広がりました。
学生のうちにこのような研究経験、海外経験を設けてくださった先生方、本プログラムに感謝するとともに、この経験を生かせるように精進したいと思います。
まずは、実験を終わらせるよう精進します。。

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